活レポ(活法研究会)

古武術整体「活法かっぽう」の症例報告とセミナー情報

2015年12月

「むち打ち」活法ならこうする。

副代表の栗原です。

最近、整動鍼で登場することが増えましたが、今回は整体の話です。

むち打ち症に対して、活法整体のみで対応した症例があるので紹介します。
患者さんは五十代の女性。1年前に交通事故に遭ってから、次のような症状で悩んでいました。

・右頚の痛み
・頭痛(左右)
・右目の奥の痛み

最初は整形外科。
その後、接骨院で1年間治療を続けていました。

なかなか良くならず、私の鍼灸院に通っている妹さんの紹介でお見えになりました。

活法では、むち打ちの際にまず確認するのは事故の状況です。どういう場面で衝突したのかが重要です。方向や強さだけでなく、その時、運転席に居たのか助手席に居たのか、など細かく確認します。状況によって、どこに負担のかかった部位(関節や筋肉)とその質を判断したいからです。

この女性の場合、運転席で信号待ちをしている際に、突然後から衝突されたのです。その時の車は修理して乗っています。不意打ちであったかどうか、またハンドルを握っていたかどうか、こうした情報が原因を探す重要なヒントになります。

ハンドルを握っている場合、衝撃が入った瞬間に体を支えようとして手指にギュッと力を入れるものです。つまり、手指に痛みがでなかったとしても、その衝撃と共に大きな負担がかかってしまうのです。特に衝撃と共に起きた負担は、心にも体にも記憶にしっか残ります。

身心に刻まれた衝撃の記憶

これが、むち打ち症の本質的な問題だと考えます。

1年間治療を続けても症状が取れないのは、痛みのある頚の筋肉に直接施術してきたからです。原因にアプローチしていなかったのです。念のため、実際の施術内容を尋ねて間違いないことを確認しておきました。

刻まれた記憶を解除するために、まず行ったのが扇。

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整体入門(肩こり編)


この技は、手に残っていた衝撃の記憶を消すためです。
痛みのある頚と同じ右側を使いました。まず、頚の左右の可動域が大幅に変わりました。1年間悩んでいた痛みがスッと消えてしまったのです。

次にアプローチしたのが膝への衝撃です。
ブレーキを踏んでいた右脚に負担がかかっていると考えたからです。

103
整体基礎(下半身編)


腓骨に軽い衝撃を加える「腓骨上げ」という技です。これによって、頚の付け根の緊張を解き、安定化させるのが目的でした。

残っている緊張を探してみると、頚の右側面に残っていたので、股関節からアプローチしました。「側軸通し」というこの技は股関節を貫く軸を調整することができます。股関節が整うと頚の余分な力が抜けていきます。体はそういうふうにできています。

側頚の緊張が解けたので、仕上げは意識に対するアプローチです。

109
整体入門(肩こり編)


頚など、脊柱は特に意識の持ち方で可動性が大きく変わります。動くと思えば動き、動かなくと思うと動かなくなる性質があります。無意識にある思念は自分ではどうにもなりません。これを強制的に変えてしまうのが、この「頭の無重力」です。

さらに可動域の広がるのを確認しました。
こうして、1年ぶりのスッキリをようやく取り戻せたのです。

再び、痛みや緊張が出ても、何度か繰り返すうちに、本来の良い状態が記憶に上書きされていきます。そして、いつのまにか悪かった状態を忘れてしまうでしょう。

意識に刻まれた記憶は、残念ながらレントゲンにもMRIにも写りません。
検査で異常がない時は、記憶を探ることができる活法がたいへん役立ちます。

今日、明日の2日間は、今年最後の整体入門(肩こり編)セミナーです。
来年に肩こりを持って行かないようにしたいですね。

最新の鍼灸(整動鍼)

いつもありがとうございます。
代表の橋本です。

今回は、昨年から本格的に始動した
「整動鍼」について書きます。

先月から2週にわたり
「整動鍼☆腹背編」を開催しました。
A日程 11月29・30日
B日程 12月6・7日

A日程
a日程

B日程
b日程


おかげさまで、大変支持を得ており、
セミナー募集開始たった1日で定員に達する
人気セミナーとなっております。


活法研究会を始めて、7年目になりますが、
設立以前から、師匠より
「鍼なら活法と同じ効果を出すにはどうするの?」
という質問を受けていました。

活法の特徴は、たくさんありますが、
しいて言えば、

1、即効性(痛みの改善)
2、連動性の回復(動きを良くする)

です。

1、の即効性に関しては、
鍼灸でも対応することができます。

しかし、2、の連動性の回復については、
私自身、鍼灸で対応するのは難しいというのが
率直な感想でした。

しかし、諦めていない男がいました。
それが、当会副代表の栗原誠のことです。

長年にわたる本当に地道な研究により、
鍼で活法に勝るとも劣らない効果を上げることに成功しました。

ツボを活用し、ピンポイントに作用させる。

今までの鍼灸にはなかった画期的な方法です。

私自身も活法で対応できなかった膝の痛みを
整動鍼のおかげで効果を上げることができました。
詳しい内容は後日報告します。楽しみにしていてください。

今回の整動鍼は3部シリーズの3回目、「腹背編」です。

誰もが知っている「合谷」や「三陰交」が、
実際内臓のどこに作用しているのかがはっきりとわかります。

しかも、腹部を隈なく網羅している充実の内容となっています。

これを知れば、内臓が関係する疾患に対して、
積極的にアプローチすることができます。


参加者の感想はこちら↓

ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

毎回参加する度に1本の刺鍼での変化におどろいています。
誰でも同じ様に効果が出るというところが大変気に入っています。
それと理論の説明がわかりやすいように工夫してくださっていて本当に誰もが同じ様な効果が出る鍼治療効果がでることを考えてセミナーのカリキュラムを作っていただいていることが伝わってきます。
昨日からの臨床に生かせるものばかりでしたので使っていきたいと思います。ありがとうございました。


期待していた以上の内容でした。一つ一つが それだけで飯が食えるだけの必殺技的な内容でしたが、それが、メガ盛りで教えていただけたので大感動でした。通常では効果が出にくかったものや、古典的な流れの中で何となく効果が出ていたものも、はっきりとした効果やメカニズムを明らかにしていただいてツボや鍼治療がもっと好きになりました。


初めての整動鍼、やることはもちろん、受けるのも初めてという状態でしたが、その効果に感動しました。
鼡経靭帯周囲 etc.直接施術し難い部位に離れた部位への施術でエフェクトするのは感動的でした。
今現在行っていた治療に行き詰まりを感じていたので、突破口になりそうな予感でワクワクしています。


今まで、考えたこともないようなツボを使って、おどろくような効果が出ることに感動しました。
これまで、アプローチできなかったのもにも対応できるようになり、施術のはばが広がったことが嬉しいです。
脊柱編、四肢編も楽しみにしています。


今まで四肢編、脊柱編と参加させてもらってとてもツボを使わせてもらっているのですが、内臓疾患は苦手意識をもっていましたが、昨日、今日のセミナーでとても勉強になりました。
触診が出来ていないと学んだことがまったく意味がないので、しっかりと自分のものにしたいと思います。
ありがとうございました。


内蔵に対しても、しばらく置いただけで効果が実感できるのが感動しました。
内蔵系の疾患はもっと時間や回数がかかると思っていたので、それよりもずっと短時間、回数でできそうなのがいいです。あとは、今回の触診塾は実践的なのが多く、より明日からスキルアップで出来そうなので、頑張って実践していきます!!


ただ、ただスゴい。毎回スゴいです。
学校で3年間じっくり習いたい内容ばかりでした。
触診塾も、たぶん初めのセミナーでも同じ事を言ってもらっているのに、より、分かりやすく、聞けました(体験できました)


ヒモでツボの関係や体の動きの説明が非常にわかりやすくて感動しました。
栗原先生の鍼灸の経絡や合穴などへの考えのお話が興味深くもっと聞きたいくらいでした。
触診塾も毎回同じでなくアプローチが違うこともとても良かったです。


脊柱編、四肢編と学んで体の動きと鍼治療と考えていた方が腹背編を学んで動きとの関係は無くても痛む時の針治療が知る所が出来て良かった。
今まで好きでなかったお腹の触診もその結果からの穴がすぐに出るので進んで取り入れ様と思う。
あとは自分の中で整理する様にしよう。


腹部、背部などなかなか自分では解決出来ない所が今回内容に含まれていてすごく勉強になりました。
また、今まで使っていたツボに対しても別の使い道が出来たので、治療の幅がかなり広がったと思います。
取穴が難しい所もありますが、その分うまく取穴できた時の効果が抜群なのが、すごいです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここまで

この感想を読んで、ピンときたら、
是非セミナーへご参加ください。

好評につき、D日程(2016年1月24・25日)を追加しました。
http://goo.gl/qigKFx

あなたの概念を変える2日間になることをお約束いたします。

今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

次回の「活レポ」をお楽しみに!

活法研究会オフィシャルサイト http://kappolabo.jp/
活法研究会FBページ https://www.facebook.com/kappolabo





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