活レポ(活法研究会)

古武術整体「活法かっぽう」の症例報告とセミナー情報

2017年03月

短時間で効果あり

短時間で効果あり(ブログ用)


副代表の栗原です。

3月19日(日)は、活法と整動鍼を体験する1日体験会でした。
参加者の声を集めてみました。目立ったのが「短時間で効果が出る」ということ。

その通り!

と思いました。

活法も整動鍼も動きを調整するのが得意です。動きの調整をすると、変化がすぐに表れます。だから、患者さんも効果を実感でき、術者も安心できるのです。こうした体験を気軽にしてほしいと思って開催しているのが、この1日体験会です。初めての方が多く集まるこの機会。

実は、私たち講師も少しだけ緊張しています。だからできるだけ雰囲気は柔らかくぅ〜。次回は下半身編、5月28日(日)です。既に満席になりかけています。気になる方はお早めにお申込みくださいね〜。こう見えて、初めての方にやさしい会です。

活法研究会のセミナーは柔らかく

みなさんの感想


Aさん
痛みにこだわりすぎず、動きにフォーカスし、一緒に確認しながら治療するのは、一穴一穴、自分も勉強になると思いました。とてもシンプルで明確でわかりやすく、自分ですぐに試されるなと思いました。ぜひ他のセミナーも出たいと思いました。

Bさん
活法も整動鍼も今回始めて触れた治療法だったのですが、直後の効果の大きさに驚きました。目からウロコでした!!!すぐに治療に取り入れる事が出来る内容も多く、今後のセミナーにも是非参加したいと思いました。

Cさん
今回DVDでは実際よく分からなかった場所もあり、実際活法をさせて、やってみて、今回習った3つの手技も今来ていただいている患者さんにも使えそうなので、また来週から臨床で使っていきたいと思います。
整動鍼は目からウロコで、これからも少しずつやってみたいと思いました。

Dさん
周りで整動鍼を知る鍼灸師はいない(と思う)ので、患者さんに負担少なく、もっと楽に治療ができると思います。(周りは比較的強刺激、多本数が多いので)
今回の活法を取り入れると、良くなる希望を示せるので、良いと思いました。

Eさん
活法で、力の入れ具合、入れ方など細かく色々な表現をしていただけるので、とてもわかりやすかったです
前屈の自己調整で「誰かに触れると緩む」ということは、子供が寝ているときに触れたがるのはそのせいかなと思いました。安心感もあるのかなと思ってましたが、触れて緩んで安心するのでしょうか。隣りで寝てると、どこまでも追いかけられて、つま先でもつつかれ、手でも触れられ、こちらは大変ですが子供にはいいことだったのかと思いました。

Fさん
自身もそうでしたが首のC4・5・6の3や4行線がコッている人が多く、直接刺したりして対応していましたが、首ですと時に頭痛や刺鍼感が残ることがあり、どうしたら良いか困っていました。今後は、背中のコリをみていきたいと思います。

Gさん
今回初めて参加させていただきました。その場で変化がわかるので臨床で活かせればもっと楽しく臨床できると思います。
「名人」ではなくても積み重ねてゆけば誰でもちゃんとした結果がでるものだと思います。

Hさん
今回の活法をとり入れる事で、施術効果を確認しやすくなり、施術時間の短縮にもなると感じました。参加する事で施術の方針を立てやすくなりました。ありがとうございました。

Iさん
整動鍼の効果に驚きました。この少ない本数で効果が出せたならば、患者様の負担も少なく、効果的な施術ができると感じました。

Jさん
治療一つ一つが非常にスピーディ、且つ、楽で効果も高いので、治療時間の短縮、それによる受け入れられる患者さんの増加、単純に体力の温存もできると思います。

Kさん
短い時間で効果も出て、とても驚きました。術者側の負担が少ないのがとてもありがたいです。体が歪んだままでも動きが良ければ問題ないという考え方もとても参考になりました。
ぜひ使っていきたいと思います。今日一日ありがとうございました。

Lさん
短時間で効果が出るので、患者さんにも術者にも負担が少なくて効率的な治療が出来ると思います。また活法や整動鍼の効果を感じてもらうことで、患者さんからの信頼感も大幅アップすると思います。

Mさん
短時間で患者さんが診られて、なおかつ効果が分かりやすいため、多くの患者さんに治療できてよさそう。
今までの局所治療ばかり目を向けていましたが、遠位、例えば頚だったら背中が引っ張っているといったところもアプローチしてこれから診ていきたい。

Nさん
整動鍼は、やはり体験会の枠を超えて素晴らしい効果を感じました。
活法は、同じ技でも立った状態や、座った状態と患者さんの身体の状態に応じて使えるので、すごく実践的だと思います。また触れない、触れられたくない患者さんにも使え、術者自身が使えるのも自分にとって、とても助かる内容でした。次のセミナーが楽しみです。

Oさん
鍼の方(整動鍼)は取穴が難しいが、活法の方は明日からでも使っていけそうです
次回は自分も含めて3名で出席予定です。5月の予約が取れました。
下半身編楽しみにしております。
私も治療自体楽しんでいけるよう励んでまいります。

Pさん
毎回活法研究会のセミナーを受講すると、治療の幅が広がるのを感じます。臨床でちゃんとポイントをおさえて、施術できれば、効果が約束されているので、恐がらずに色々な症状に対応できるようになります。
今後も活研セミナーに参加し、技術を高めていきたいと思います。

Qさん
症状を治すことに拘らず、動きをよくすることを求めていく、という考え方がたいへん興味深いものでした。医者と違う視点で患者さんと向き合わなければいけない、という観点からも鍼灸の強みとは何かを考えるきっかけになったと思います。
まだ学生の身分ですので、これから自分の治療というものを模索していく上で、たくさんのものを学べた一日になりました。ありがとうございます。

Rさん
楽しかったです。正直、力がないので整体や手技には興味がなかったのですが、簡単な動きや、力の入れ方のコツであんなに変化するなら、患者さんに負担も少ないので、施術の幅が鍼だけより、ずっと広がると思いました。
整動鍼も活法も驚きの連続で、大変魅力的です。また下半身編も参加したいと思います。

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◎1日体験会(下半身編)は5月28日(日)です。案内はこちらです。

鍼灸師が活法から学ぶべき間合いと心理術

副代表の栗原です。

2月19日(日)のセミナーは、技術顧問である碓井誠先生を迎えました。碓井流活法の創始者のワザを見たい、体験したい、という方が全国から集まりました。

一手で改善、幻の古武術整体 即効! これが活法(かっぽう)だ [DVD]


このセミナーは私にとっても大きな意味がありました。なぜなら、碓井先生のワザを見て、体験して、鍼灸師としての生き方が大きく変わったからです。碓井流の体験なくして、今の私はありません。

DVD発売記念 厳選21手完全マスター講座の様子(2017年2月19日)



■活法にあって鍼灸にないもの

活法に、鍼灸にないものを感じました。それは鍼灸が抱える大きな問題を浮き上がらせました。それまで鍼灸専門でやってきた私が活法に熱中したのは、その問題を解決できると思ったからです。しかし、鍼灸理論に活法のワザを当てはめてみても理解できませんでした。生まれも育ちも違うものが、いきなり溶け合うことはありません。

まず、活法は活法として理解し、とことん実践する。活法を使う時は、頭のてっぺんから足の先まで活法でなければならないのです。そうすることで、活法がだんだんわかってきます。

施術はもっと単純に考えてもいいんだ、と思えるようになってきました。それまでの私は鍼灸理論を難しいものだと思っていましたし、難しいことをやっていることに酔っていた気がします。簡単なことをわざわざ難しくしていたのです。本当に大事なのは、難しいことを簡単にすることです。

活法がまさにそれなのです。
鍼灸が見習うべきところは、単純化です。

単純化とは、理論を廃止することはでありません。理論をシンプルにしていくことです。ツボの使い方をシンプルにすることです。症状とツボの関係を明瞭にすることです。そうすると、難しい症状が簡単になっていったのです。

碓井誠の活法(座づくり)



■師のワザ

私が驚愕したのは、師であり会の技術顧問である碓井誠先生のワザです。初めて見て体験したのは10年ほど前です。その時のインパクトは忘れられません。

同じ体験をしてほしくて企画したのが、先日のセミナー「DVD発売記念 厳選21手完全マスター講座」でした。碓井流の濃い施術を受けてほしかったのです。そこで必ず何かを感じると思っていました。それが私と同じでなくてもよいのです。

私が注目したのは、空間の使い方です。患者(役)との間合いの取り方が鍼灸師とは全く違います。鍼灸の常識では、患者さんは寝て鍼や灸をされるのを待っています。動いていることはありません。しかし、活法は違います。動いている相手に仕掛けたり、仕掛けながら動かしたりします。

活法が相手にしているのは、運動している人体です。

鍼灸にも、鍼をしたまま動いてもらう「運動鍼」と呼ばれているものがあります。でも、これは鍼をしてから動くので、「鍼+運動」です。運動している人体を対象にしているとは言えません。

空間認識は、簡単にマネできません。ソムリエの味認識を簡単に真似できないのと同じです。卓越した空間認識力は、相手にワザをかけるのに最適なポジションにスッと入っていけます。入ってからの微調整も必要ありません。

DVDの撮影にはリハーサルはありませんでした。にも関わらず、師の立ち位置や座り位置は「そこしかない!」というところに迷わず入ります。DVDを購入された方は、そこに注目してもう一度観て頂きたいです。

慣れた弟子(撮影では私が受け手)が相手だからだろう、と思われるかもしれませんが、第三弾のDVDの受け手は、師の施術を受けるのが初でした。撮れた映像を見て本当に驚きました。

そもそも、活法は柔術の裏技です。

間合い次第で有利にも不利にもなります。鍼灸でも、施術しやすい距離感はありますが、相手が止まっているので、自分が動きやすい距離なのです。

活法では、相手も動きます。動く相手との絶妙な距離感。時と場合によって変化するので物差しで測れるものではありません。相手の空間を認識し、相手の動きを読む能力がなければ、最適な間合いを取ることはできません。

碓井誠の活法(腕枕)



■術者に操られるという不思議な感覚

活法にあって鍼灸にないものは他にもあります。それは術者に操られるという感覚です。とても不思議な感覚です。

術者に動きを誘導されているうちに、自然体になっていきます。誘導されるのは肉体だけではありません。意識まで誘導されています。むしろ、意識の誘導の方が本質に近いと考えています。

「誘導」は、相手の動きの選択肢をさりげなくとってしまうことです。だから迷わず動けます。とても面白いロジックです。

たとえば、マジシャンは観客が自分の視線と同じ方向を追うことを知っています。それを利用して死角を作りタネを仕込みます。活法でも、同じことを利用します。術者の視線だけで相手の視線も姿勢も変わります。

活法は心理学的に理に適っていることをやっています。当然と言えば当然です。活法は武術の裏技として生み出されたワザだからです。肉体の動きを知り尽くした武術家がいて、駆け引きを知り尽くした武術家がいたのです。活法は究極の心理術とも言えます。

「良くなっているのは心理的に生じる錯覚だ」と(批判っぽく)言われることもある活法。むしろ、それは本質をついているのです。錯覚をも巧みに利用してしまうのが活法。不思議な体験ができるのは当然です。もちろん、体の使い方にも長けていることが前提です。

だから、活法の名人がスゴくないはずがないのです。

碓井誠の活法(綱引き)


■もっと魅力を知りたい時におすすめな記事(外部)

◎「人生の幸せは達人に学べ!!」(活法研究会会員 谷地先生のブログ)
◎「コツと技術〜活法と合気道」(活法研究会会員 小松田先生のブログ)


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