副代表の栗原です。
今回は私たちが監修して出版したDVDの話です。


■DVDだけで手技療法がマスターできるのか

おかげさまで、活法研究会監修のDVD(BABジャパン)は第一弾、第二弾、共にヒットしています。第二弾は発売直後はカテゴリランキング3位につけるという、信じられない売れ方をしました。

DVD>即効!これが活法だ 一手で改善、幻の古武術整体 ()
碓井誠 活法研究会
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見れば出来る、古武術整体 【効果実感! 活法のワザ】 〜上半身の厳選七手〜 [DVD]
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出版しておきながら言うのもアレですが、手技療法を映像(DVD)で学ぶのは難しいです。実はBABジャパンさんからお話を頂く前から出版の話はいくつかあったのですが、すべて断ってきました。

技術習得は手から手に伝える、というのが設立当初から現在まで変わらぬ活法研究会の方針です。手技療法をDVDで学ぶには限界があります。そこを考慮して、第一弾は中途半端に実用性を考慮することをやめ、「活法とは何か」を説明することを徹しました。最初だからこそ、活法らしさにこだわりました。活法らしいとはどういうことか。それは、映像から感じて頂くことなので説明はいたしません。

でもですね、実用性ゼロのDVDというわけではありません!

既に活法のイロハを学んでいる方であれば、映像をヒントにワザを完成させることができるかもしれません。はじめての人は「へ〜、活法にはこんなワザがあるんだ〜」で終わってしまうかもしれませんが、活法が、マッサージでもなく指圧でもあん摩でもないことが伝わるだけで目的の半分は達成です。欲を言えば、武術っぽさを感じてほしいです。

スポーツにしても武術にしても、反復練習の中からコツや本質をつかむものです。「できた」と思う勘違いは頻繁に起こります。私にも何度も起こりました。

手技療法には技術を公平にジャッジできないので、マネ上手だと自分を天才だと勘違いしてしまうので要注意です(笑)



■DVDとセミナーの役割分担

第二弾は「見れば真似できる」をテーマにしました。見ただけで本質をつかめるほど活法は甘くありませんが、いっぽうで真似さえできれば、それなりの成果が得られる手技も存在しています。そんな手技を厳選して実用的な映像に仕上げました。観ていただけると気づくと思いますが、私が受け手を演じています。

おそらく、反応が大げさに感じると思います。わざとです。実際に症状がないので、この手技を受けた時のリアクション(変化)を私なりに再現してみました。打ち合わせではほどよい加減だと思っていたら、ちょっとやり過ぎだったようです。リアルな臨床の現場に入って撮影するわけにもいかないので、臨場感が欠けることが、映像(DVD)の限界の一つと言えます。

賛否両論あるところですが、活法のワザを安価で紹介し、臨床のヒントを提供している点には自信を持っています。ヒントだけでは物足りない方にはセミナーで細かなコツや力加減などお伝えし、練習場の場を設けています。

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■DVDの見所 「シルエット」と「位置取り」

古武術の裏技として位置づけられている活法。数ある整体術の中でも、その所作や姿勢の美しさは際立っています。もちろん、術者によります。上手ければ、姿勢が良く見え、動きがシンプルになります。上手な施術を見るほど簡単そうに見えます。

「これなら、すぐにできるんじゃないか」

と錯覚します。

もちろん、誰でもそれなりに真似できます。でも、自分の施術を撮影して観ても、同じシルエットにはなっていないものです。体格の違いがあるので全く同じになることはありませんが、技の完成度が上がってくると自然とシルエットが似てきます。武術やスポーツにも言えることだと思います。

シルエットには体の使い方が反映されています。頭では分析できなくても、違いは感覚が察知するものです。

位置取りにも注目してください。施術の中で立ち位置や座り位置を変える場面があります。碓井顧問は一発で最適な位置に移動することができます。活法に慣れ親しんでいる者でも一発で位置取りするのは難しいものです。

位置取りを簡単に決められると、見ている方は簡単にできると錯覚するから不思議です。どんな手順で行うのかも大事ですが、この不思議な感覚に付き合っていただけると嬉しいです。

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■DVD収録秘話(1) 「出版計画」

どこまで書いてよいものかわかりませんのが、「大丈夫だろう」という範囲で書きます。

収録はぶっつけ本番で行うわけではありません。事前に緻密な打ち合わせがあります。コンセプトを決め、技を選出しておきます。ここを間違えると後が全部おかしくなるので、慎重に丁寧に行います。第一弾から今回の第三弾まで全てコンセプトが違います。

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実は、第一弾を作る時から第三弾までの構想がありました。あくまでも構想です。第一弾が売れなければそこで終了です。第一弾にすべてを注ぎこんでしまうと、第二弾はパワーダウンします。だからといって、第一弾で出し惜しみをすると魅力が伝えられません。

「せっかく作るなら第三弾まで作りたい」という意向をBABジャパンの担当者に伝えるだけ伝え、売れ行きに身を任せることにしたのです。結果は大ヒット。何と比べるかという話になりますが、目標数を大きく上回る売れ行きを記録したのです。

そして、プレッシャーのかかる第二弾。

打ち合わせは、さらに熱が入りました。第一弾を越える魅力をどう出していくのか、私も脳みそを絞りました。打ち合わせで大きな時間を占めたのは、技術解説です。言葉選びに徹底的にこだわり、第一弾を越える詳しさ、わかりやすさを目指したのです。

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そもそも、活法は口伝です。

文字情報はそれほど多くありません。だから教材にしようと思えば、感覚で受け継いだものまで言語化する必要があります。日頃のセミナーで使うテキストも、だいぶ言語化されていますが、身振り手振りでニュアンスを作れるため甘さが残っているのです。担当者のYさんがこだわったのも、統一した言い回しです。前後の話と矛盾したり混同することがないように、台本をきっちりと練り上げました。



■撮影秘話(2) 「橋本の仕事」

台本を暗記して話すのが代表の橋本の役目。先日の3回目の収録では、驚くほど慣れていて台詞覚えもアドリブも冴えていました。そんな成長ぶりを、ちょっと他人事のように楽しみ、私はミスをチェックする監視役。橋本と比べると、申し訳ないくらいラクチンな仕事でした。

私も少しだけ経験したことがありますが、カメラマン、音声さん、照明さんに囲まれて話すのは本当に難しいです。絶対に顔と声が引きつります。


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■撮影秘話(3) 「女性モデル」

続いて、碓井技術顧問の撮影です。第二弾までは私が受け手を演じていたのですが、第三弾は私の意向で女性モデル(とはいっても身内)に変更しました。本当は、第一弾から女性モデル案を提出していたのですが「男臭く行こうよ!」ってことにまとまり、私が受け手をやってきました。

第三弾を迎えるにあたって「男臭さはもういらないだろう」と思うようになり、撮影の2週間前、受け手を女性にすることを決断しました。出番が減った私はさらに身軽に。気持ちも荷物も軽いまま撮影日を迎えました。

出ないつもりでいたのですが、出ることに。結局、出まくっています。寝る役で。

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碓井技術顧問の実技収録です。こちらはリハーサルなしの一発撮りです。撮影中に救急車が通ってNGとなった場面がありましたが、それ以外はぴしゃっと!

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DVDの出版を通じて再確認できた活法の魅力。上手さと美しさが正比例する感覚を改めて得ることが出来ました。鍼灸が大好きな私は、活法も大好きです。活法が上手になるほど鍼灸が上手になる、そんな関係がたまりません。

第三弾、『活法のワザ 下半身の厳選七手』は10月発売です。本当は体験会やセミナーに足を運んで頂きたいのですが、その前に見ておきたいという方はDVDを手にとってみてください。一応は続いていますが、どれから観てもわかるように構成してあります。

ではまた。

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活法研究会