活レポ(活法研究会)

古武術整体「活法かっぽう」の症例報告とセミナー情報

古武術鍼法

鍼灸師のために何ができるか?

副代表の栗原です。

活法研究会は「鍼灸師のために何ができるのか?」を考えるところです。鍼灸師だけで整体を学べる唯一の勉強会です。

講師は全員現役の臨床家。一人一人が開業しています。開業鍼灸師の立場で、また、開業を目指している方の立場で何が必要かを考え用意しています。

セミナー後の集合写真

患者さんはわからない

高度な技術も、それを現場にどう活かすか、という点が欠けてしまうと本来のポテンシャルが引き出せません。カタチをマネしても思うような結果はなかなか得られません。それは、プロの料理人の調理法をテレビで観ても、同じレベルの味が出せないことによく似ています。プロもピンキリかもしれませんが、プロと素人の間には歴然とした技術差があります。

この差は、一般の方になかなか分かるものではありません。数日間の研修を受けた一般人が白衣を着れば、それなりに見えてしまいます。私たち鍼灸師は、そんな彼らと同じ土俵で勝負させられています。医療系の免許を持っていてもいなくても、「整体師」と名乗った瞬間に私たちと同列の扱いをされます。

鍼灸師が免許を持つ意味がどこにあるのでしょうか。あん摩マッサージ指圧師の免許を持っていれば、整体をするにしても「安全な施術ができる」というアドバンテージがあります。しかし残念ながら、患者さんにはわかりません(事故が起こるまでは)。

活法研究会代表(橋本)

圧倒的な整体術

そうすると2つの点で訴求するしかありません。一つは、受ければ誰でも違いがわかる質の高い施術です。免許を持たない整体師が「素人」だと思えるくらいの圧倒的な技術を身につけることです。言うは易く行うは難しです。

そのレベルに達するには、DVD教材をマネする程度では無理でしょう。「可能」と答えた方で一流だと思える人にまだ会ったことがありません。一流のスポーツ選手にはコーチがいるように、私たち鍼灸師も一流になろうと思ったらコーチとなる存在が必要です。

私にはコーチはいませんが、社内研修で自分の欠点を指摘してもらう機会があります。一人ではわからない欠点が次々と出てきます。施術というものは、スポーツのように勝敗をつけられませんから、ランキングもありません。ごまかそうと思えば、いくらでもごまかせます(一流でなくても一流のように振る舞うことは可能)。

活法研究会主任講師(秋澤)

鍼灸を自由に操る

鍼灸師には、鍼灸があります。鍼灸の免許を持たない整体師が絶対に入ってこられない領域です。鍼灸にしかできないことがアドバンテージになります。逆の言い方をすれば、整体もできることをするならば、鍼灸師である意味も存在する意味もありません。

またまた、言うは易く行うは難しです。鍼灸はとても難しい技術だと思います。患者さんの期待値も高いと思います。最後の砦にしている方も多いです。神秘的で魔法のような成果を出すことを要求されることもあります。

もちろん、魔法ではありませんから、どんな病気も怪我も一発で治ってしまうなんてことはありません。ですが、最初の施術で、何かに応えなければ、患者さんはその場で失望してしまいます。

「治る兆し」や「改善の兆し」を患者さんに感じて頂く必要があると思います。活法研究会では、最短で最小の労力で鍼灸を操れるメソッドと環境を提供しようと思っています。通常なら30年かかるところを、大げさではなく3年で同等レベルになれると信じています。

古武術鍼法セミナー風景(講師:栗原)<

一流を目指す者だけを襲う罪悪感

他人はごまかせても、自分だけはごまかせません。少なくとも一流の鍼灸師は自分をごまかすことはしないでしょう。

一流であるかないかに関わらず、誠実な鍼灸師であるならば、患者さんの期待に応えられないことが続くと罪悪感が生じるのではないでしょうか。食事も美味しくありません。

商売として考えるなら、自分を大きく見せて、たくさんの患者さんを集めて、何割かの患者さんによい結果が出れば、それで良いのかもしれません。

10人の患者さんを集めて10人の患者さんが満足することと、30人の患者さんを集めて10人の患者さんが満足することは、満足する患者さんの数は同じです。ただ、後者には満足しなかった20人の患者さんがいることを忘れてはなりません。

活法研究会に集う鍼灸師は、真面目な方ばかりです。10人の患者さんを施術したら、10人の患者さんに満足してほしい、と思っている方ばかりです。ある種の方には、理想論だと言われるでしょう。

それでも、理想を追いかけることはやめられません。

2つのセミナー

活法研究会では、整体セミナーと鍼灸セミナーがあります。
整体セミナーでは碓井流活法を、鍼灸セミナーでは古武術鍼法を提供しています。

・整体入門<腰痛編> 日程:10/19〜20 会場:東京
・古武術鍼法<脊柱編C日程> 日程:11/30〜12/1 会場:東京

初めての方でも参加可能です。

鍼灸師以外の方は、お問い合わせください。

特別授業(大川学園)

副代表の栗原です。

13日の木曜日は、大川学園の特別授業に講師として参加してきました。
依頼されたのは古武術鍼法。

一人では心細いので、講師の秋澤をアシスタントに連れて行きました。
大川学園は秋澤の母校で、活法と深い縁がある学校です。

校舎が目の前に現れた時は、予想図の5倍くらい立派だったので、思わず声が出てしまいました。

「わおっ!」

そんなに驚いておきながら撮影は忘れました。

若いつもりでいても、鍼灸学校を卒業したのは10年以上も前という現実。学校の教室という雰囲気に馴染むまで時間がかかりました。普段が緩すぎる環境でセミナー講師をやっているからでしょうか(笑) 

3時間に授業なので、理論は大幅カットでほとんどの時間をデモと実技に使うことにしました。テーマは「むち打ち症」でした。学生さんの中に正真正銘のむち打ちの方がいらっしゃったので、デモ実技は臨床とほぼ変わらない内容になってしまいました。

セミナーにしても臨床にしても、受ける側は一度きりの経験ですから、手抜きはできません。うまく行かなければ、相手にとっては「そういうもの」として記憶されます。私もいろいろなものを見て受けて「そういうもの」にしてきた覚えがあります。

古武術鍼法のデモシーン(栗原)"
(写真:栗原)

活法研究会講師(秋澤)
(写真:秋澤)

デモする時には、気をつけることはいくつかあるのですが、一番気をつけているのは、普段以上のことはやらないようにする、ということ。ギャラリーによく見せようと思えば、普段以上に頑張ろうという気持ちが起こります。そうすると、緊張してしまってむしろ普段の力すら出せません。

普段の臨床では、ギャラリーがいるつもりで施術するようにしています。見られている感をいつも意識するようにしています。はっきり言って自意識過剰な状態です。とはいえ、患者さんというギャラリーにいつも見られているわけですから、必要な自意識なのだと思います。

セミナー講師という仕事を通じて、自分を客観的に評価する習慣を身につけたいと思っています。どうしたって自分の姿が一番見えません。見ようとしなければ見えないのが自分の癖です。どんなスポーツでも、ビデオでプレー中の姿を撮ってもらうと課題が見えてくると思います。鍼灸師という仕事も同じだと考えています。

誰だって自分の嫌なところから目を背けたくなりますよね。その気持ちを克服して、自分の嫌なところを直視できる人がどんどん上に行けるのかもしれません。

花粉症専門の鍼灸施設が品川にオープン!

副代表の栗原です。

2014年2月1日(土)。
活法研究会の母体である(株)KAPPOLABOが経営する鍼灸院がオープンの日です。

品川駅から5分のところに「はりきゅうルーム・カポス」を作りました。ここのルームリーダーとして腕を振るうのは、活法研究会専属講師の秋澤英樹です。整体術を通して実践力を磨いてきた彼が、今度は鍼をもって患者さんの悩みに答えていきます。

カポスルームリーダー秋澤

ただ、最初に彼が持つのはパイオネックスのみ。株式会社セイリンの円皮鍼です。この円皮鍼のみを使用して、花粉症に挑んで行きます。今まさに花粉の飛ぶ季節に入ろうとしています。このタイミングに合わせてカポスを準備してきました。花粉のシーズンが落ち着くであろう5月から「頭痛・肩こり・花粉症」の三本柱になります。

秋澤と一緒にカポスを支えるのは竹内岳登。活法研究会のセミナーの受講者の一人でした。一般の応募者と共に書類審査と実技試験を受け、カポスのオープニングスタッフに選ばれました。カポスは活法のDNAが宿る鍼灸院です。

カポススタッフ竹内

私が活法研究会で講師を始めた頃、よく訊かれました。「活法(整体)が先ですか、鍼灸が先ですか?」と。ただ、私の中では最初から、活法と鍼灸の境界線があいまいでした。鍼灸らしい整体、整体らしい鍼灸を理想と考えていました。ただ、初期の頃は具体的なものを示せませんでした。

ようやく、具体的なものができました。鍼灸師が活法を学ぶと何ができるのか、カポスにおいてお見せします。とても楽しみであるいっぽう、計り知れないプレッシャーを感じています。私だけではありません。カポスのスタッフも同じ気持ちです。

私は、これまで通り群馬の鍼灸院(養気院)で、マイペースな施術を行っていきます。群馬から技術的支援を行っていきます。群馬で育てた苗を、東京に植えるイメージです。

同業者から愛される施設でいたいと思います。共存が目的です。はりきゅうルーム・カポスの近況はFacebookページでチェックしてください。

これ楽しい!

副代表の栗原です。

2014年の活動がこれから本格化します。
今年の活法研究会は次の3つにチャレンジします。

1.応用編の開始
2.古武術鍼法セミナーの開始
3.はりきゅうルームカポスとの連動


2009年から始まった活法研究会。
5年目にして応用編。

普通なら「なんてペースが遅いのだろう」となるでしょう。しかし、活法研究会の応用編は意味が少し違います。活法研究会の入門セミナーは、活法への入門であると同時にエキスパートへの入門です。整体入門ではありません。とことん上を目指す鍼灸師のための整体です。ですから応用編のレベルはとても高い位置に設定しています。講師も大きなプレッシャーを感じます。

活法の価値は無限大です。特に鍼灸師にとっては。活法をすることは従来の鍼灸を否定することにはなりません。ただ、従来の鍼灸だけを勉強していても味わうことができない特別な感動が活法にはあります。

鍼灸好きな人が整体を好きになったり、整体好きな人が鍼灸を好きになったり、受講者の中で化学反応が起きているのを目撃しています。それを見ることが楽しみの一つです。

「鍼灸師がなぜ整体?」

という疑問は、活法研究会が「鍼灸師のために…」と言い続けている限りなくならないと思います。今用意できる答えは次の2つです。

 整体師的鍼灸師の養成。
 鍼灸師的整体師の養成。

鍼灸セミナー、整体セミナー、たくさんありますが、ここに向かえるのは活法研究会だと思います。

鍼灸を知っている者にしかできない整体があり、
整体を知っている者にしかできない鍼灸があります。

「古武術鍼法」は「鍼灸師のための…」に対する、活法研究会の回答の一つです。そして「はりきゅうルーム カポス」で、回答の証明を行います。カポスで行う鍼灸はまさに「整体を知っている者にしかできない鍼灸」です。活法との化学反応なしにはカポスの花粉症治療は生まれませんでした。

昨年末に行った古武術鍼法プロローグセミナーの推薦文がたくさん届いています。これから順番に紹介していきます。他の推薦文はコチラでご覧頂けます。

古武術鍼法の推薦者NAさん

姿勢や歪みについて、骨格構造だけに注目することが多いのですが、活法では「運動構造」(動くための機能的な構造)にも注目します。動作の回転軸と痛みの関係の理論はとてもわかりやすく、すんなりと理解できました。
セミナーを受講した数日後にぎっくり腰の患者様を診察することとなり、教えて頂いた箇所に1本だけ刺しました。その直後に患者様が「痛かったところ(仙腸関節のあたり)が、じわーっとほぐれていく感じがする」とおっしゃり、抜鍼して体の動きを確認したところ「あれ?なんか痛くなくなっている!」と喜びの声をいただきました。また肩こりの患者様は、肩ではないところに刺鍼した途端に筋肉の緊張が緩むのです。

「これ、楽しい!」私のような卒業直後の臨床経験の少ない者でも、このように高い治療効果を出すことができるのが古武術鍼法です。

治療の勉強は果てしないです。脈診や指先の感覚などを極めるには相当な時間を必要と、私は何年かかったら満足な治療ができるようになるのかと不安に思っていました。患者様は私の成長を待ってはくれませんし、途方に暮れていたところ出会ったのが古武術鍼法でした。古武術鍼法は治療の法則がシンプルですので、受講した直後からすぐに臨床で使えるのが魅力です。鍼数を少なく抑えられ、患者様の体の負担を軽減できるところもお勧めです。

鍼一本で患者さんが帰った

副代表の栗原です。

患者さんに鍼を一本したら、患者さんが勝手に帰り支度を始めました。

怒らせてしまった?

いえ、違います。
腰痛が完全になくなったのです。

患者さんを施術室に招いて5分後の出来事です。

患者さんが望むのは長い施術時間ではありません。もちろん施術時間で価値を計ろうとする患者さんもいらっしゃいます。だとしても、劇的な効果を体験すると態度が変わります。

活法だとすぐによくなるので、そのあと何をしてよいかわからない

という、悩みだか自慢だかわからないを話をセミナー受講者が発することがあります(笑) 施術時間という決まりが活法の前ではうっとうしくなります。活法は、患者さんも我々も時間で縛ることがありません。

さて、今回の施術で使用したのは鍼です。
これも活法の一つなのです。

普通の鍼と、活法の鍼、何が違うのかを一言で表すと「動きの調整」に注目していることです。痛みをとって動きを改善させるのではありません。動きを改善させることによって痛みを消したり緩和させるのです。似ているようですが違います。

活法研究会では、12月に「古武術鍼法プロローグセミナー」を行います。12月8日(日)に会員優先で募集したところ、その日のうちに満席。ご期待にお応えするために、B日程として22日(日)を追加して一般募集を行った途端こちらも満席。

来年(2014年)には、古武術鍼法セミナーがカリキュラム化できると思います。

【告知】

12月23日(月・祝)は、鍼灸師以外に活法研究会の整体カリキュラムを解禁する日となります。来年に開校予定の「活法整体学校」のプレセミナーを行います。定員は30名です。テーマは「ぎっくり腰」。詳しくは近日公開。
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活法研究会「鍼灸師のための古武術医方」
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