活レポ(活法研究会)

古武術整体「活法かっぽう」の症例報告とセミナー情報

実践

気をつけたいノウハウ中毒

副代表の栗原です。

2012年も終わりを迎えようとしています。
活法研究会は、おかげさまで丸3年を通過し、ただいま4年目を進行中。

もっと古いと思っていました

と言っていただけることが多いので、信頼に対する評価だと勝手に解釈して喜んでいます。「古武術」のイメージからそう思われているだけかもしれませんが…。


■飛び交うノウハウ

昨今、治療技術や経営に関するノウハウが、ものすごい勢いで飛び交っています。立場上、できるだけ多くの情報に触れるように努力しています。知れば知るほど、中毒のように「もっと知りたい」という欲求が沸いてきます。私の症状はとっくに末期です。

冷静さが必要です。自らを戒める意味で今回の記事を書くことにしました。何事もそうですが、「知る」と「できる」は違う話です。

たとえば、ゴルフのレッスンDVDのようなもの、いっぱいありますよね。スキーが大好きな私はスキーのレッスンDVDを何枚も購入した経験があります。こうした映像に格納されているのって、いわゆるノウハウですよね。

「こうしたら上手になる」というコツのようなものです。人によって感覚が違いますから、自分に合ったDVDが必要だと思いますが、感性とマッチしたからと言って上達するとも限りません。

スキーなら、雪の上で実践してみないと理解を確認できませんし、理解できていたとしても、恐怖心や悪条件で無になります。私の場合は、情けないほど無です。よい意味での無になりたいです(笑)


■身体でわかる

ノウハウというのは、要点を濃密にまとめているものですから、頭では理解しやすいです。そのことと、身体で理解できることは同じではありません。

スポーツの世界では当たり前のことですが、治療家の場合、自分の位置を順位や点数で評価されることがないため、「出来ている気がする」が通用してしまいます。「自分流にアレンジした」と言えば、いくらでもごまかし可能です。

勘違いしないためには、自分の技術をさらけ出す場が重要だと思います。

活法研究会と歩んだ私の約4年は、否応なく自分の技術をさらけ出す場となりました。出来ることは「出来る」と分かり、出来ないことは「出来ない」と知りました。受講者の皆様に支えられ、本当によい経験をさせていただきました。


■勘違いをしない、させない

活法研究会は、創設時から「コーチング」にこだわってきました。現在でも「技術は手から手に」というポリシーを貫いています。これは正しかったと思っています。

確かに、書籍や映像で得られることはたくさんあります。否定するつもりはありません。ただ、そこに終着点を求めることはできないだろう、と強く思います。

活法研究会の講師陣の共通認識が一つあります。「見た技術はすぐに出来る」と宣言している治療家はすぐに信じませんん。本質を踏まえて実践する難しさをを知っているからです。講師の間で議論を重ねて得たコツでさえ、技術の本質からズレれていたことが何度もあります。

こんなことを書くと信用を損なってしまうかもしれませんが、技術の本質を追い求める限り、起こり得ると開き直っています。ズレは後から修正できますが、勘違いは一生背負います


■一人では上手くなれない

活法研究会が行っているコーチング、これは「ノウハウ提供」の類ではなく「教育」に近いと思います。「教育」と言っても、上から伝える場にはしたくありません。私たちはいつも一緒に学ぶ気持ちで接しています。活法について少しだけ経験が多いだけですから。師匠の技術を見ていれば、天狗になりたくてもなれません(笑)

どんなに才能があっても、テレビの前で一流のサッカー選手に育つことはありません。実際にボールを蹴らなければ、力の加減がわかりませんし、コンタクトの衝撃も経験できません。

治療技術も同じです。
才能だけでは無理です。

我々は、順位や点数で直接評価されることがないため、「出来ているつもり」が許されてしまいます。こういうリスクを防ぐためにも、コーチング主義は貫きます。

仲間に、教え、教えられ、育っていく場

活法研究会が創ってきたものは、これだと思います。
ずっと大事にしたいです。

スポーツ分野における活法の可能性(受講者談)

副代表の栗原です。

活法の魅力の一つは、実践的だということです。
武術の裏技ですから、机上の空論であってはならないのです。

「理論的にはOKだが実践ではNG」であったら、それは活法ではありません。活法が重視する「動ける」は、「逃げられる」ことを意味します。「逃げる」ことは「生きる」という選択です。生きるから、命を「活かす」ことができます。

「逃げて次のチャンスを待つ!」

のは、逃げられる体を持つ人だけの特権とも言えます。
生きるか死ぬかなのですから、堂々と逃げてよいのです。

逃げ場が許されていないのは、活法の理論です。

・・・

現在、幸いなことに私たちの周りで戦争は起こっていません。
活法の思想はスポーツ分野に引き継ぐことができます。

自由に動けるかどうかでパフォーマンスが変わってきますし、極限状態で自由を残せるかどうかで勝負は決まると思います。相手の動きを読み解きながら行う活法は、選手の肉体に不快感を除くだけでなくパフォーマンスの質まで変える可能性を秘めています。

始まったばかりの活法研究。スポーツ分野での研究も期待したいところです。嬉しいことに、少しずつスポーツ分野から注目され始めています。私たちは、もっと活法の魅力と実績を伝えていくべきかもしれません。使えばわかる活法のスゴさ。感動はみんなで共有したいと思います。


スキーの指導現場で活法の真価が試されています(セミナー受講者の感想)。
動画でそうぞ。



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