活レポ(活法研究会)

古武術整体「活法かっぽう」の症例報告とセミナー情報

鍼灸師

完成に7年を費やした整体カリキュラム

活法研究会、設立は2009年。
 
整体セミナーの応用☆下半身編で、活法整体カリキュラムが完結。
活法研究会の事業はセミナーではありますが、それは同時に口伝の技術をカリキュラム化することでした。


活法研究会のカリキュラム


どうしたら、この技術の価値が伝わるのか、どうしたら上手に使えるようになるのか、試行錯誤の連続でした。大事に大事に育てたかったので、規模よりも密度を重視したセミナーを行ってきました。じっくりコトコト煮込みながらの作業。全カリキュラムを完成させるまで7年を費やしたことになります。


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たくさんの鍼灸師がここで学んできました。開催したセミナーは数えきれませんが、その数では決して計れない価値が生まれました。

私たちの財産は、受講してくださった皆様のお一人お一人が生んだドラマだと思っています。そのドラマに立ち会えたことが嬉しくてたまりません。やってきてよかったと心の底から思います。

カリキュラムは、会の活動を支える受講者や会員さんの存在がなければ、完成することはありませんでした。特別な感情がこみ上げてきます。


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今月から対象が柔道整復師に広がり、さらに多くの価値と予測不可能なドラマが生まれることは間違いないでしょう。活法研究の最大コミュニティとして、さらに充実させていきたいと思います。これからです。

(副代表 栗原誠)

秘伝特集 碓井流活法(日本活法整体)

副代表の栗原です。

月刊『秘伝』5月号(2015年4月14日発行)の特集で、私たちが普及に努めている「碓井流活法」が取り上げられました。ぜひ、ご購入ください。

月刊『秘伝』5月号(2015年4月14日発行)


■秘伝の世界

取材に際して、我々活法研究会が協力させて頂きました。打ち合わせから始まり、施術のシーンの撮影では、代表の橋本がモデルとして参加し、最後に誌面のチェックまで行わせて頂きました。

8ページに渡って写真付きで、碓井流活法と創始者、碓井誠の人物について紹介されています。限られた誌面の中に碓井流の魅力を詰め込んでしまう書き手の手腕に嫉妬したくなります。ここで私がアレコレ説明するより、読んで頂いた方がずっと早いです。

秘伝5月号_碓井流活法特集


当会技術顧問の碓井誠を改めて説明します。紹介者のみを対象に施術を行い、メディアへの露出もほとんどなかったため、知る人ぞ知る隠れた名人です。こう言えるのもそろそろ限界かもしれません。

私たちの活動によって、鍼灸師を中心に活法の術理が広まっています。会員となって活法を学ぶ鍼灸師は全国で100名に達する勢いです。鍼灸師が学ぶべき項目の中に、「活法」が自然と入るようにすることが目標の一つです。


■活法と鍼灸師

私が活法とその術に触れたのは、7年前です。その年から翌年までの2年間、集中的に碓井流活法の手ほどきを受けました。その時の会を主催していたのが、当会代表の橋本です。この小さな会をきっかけに活法研究会が生まれたのです。

碓井流活法の練習をする栗原誠
(活法を始めた初年度の栗原の練習風景)

「この技術は鍼灸師と鍼灸に変革をもたらすことができる」という確信を得た私は、自らの臨床でそれを証明することを決意しました。活法と鍼灸の混合施術から始まり、現在では活法を鍼灸に活用するための理論構築に力を注いでいます。昨年からは、高い信頼性を得るために活法をベースとした鍼灸(古武術鍼法)のみを行う鍼灸院を品川にオープンさせ、2人の鍼灸師が実績を積み重ねています。

私は東京と群馬を往復しつつも、基本的には地元の群馬を拠点にして、活法と鍼灸の間にあるものを臨床を通じて探し続けています。


■好奇心と意地

私の好奇心に油を注いだのは間違いなく碓井誠という人物です。私の師匠です。活法を高次元で具現化する碓井誠のセンスに憧れ平伏しつつも、鍼灸家の意地で鍼灸にしかできない領域へ挑戦しています。その成果は実りつつあります。

私は、開業13年目を走り、活法歴は7年。

奥の深い世界ですから、自慢できるような長さではありません。しかし、可能性を語るには十分な資格があると思っています。活法は遠いところにあるのではなく、あなたのすぐ近くにあります。短期間で活法を体系的に学ぶカリキュラムを用意しています。

こちらは体験までですが、活法の可能性を探りたい鍼灸師には最適です。

・1日体験会(5月31日) http://u111u.info/k3bh

努力は無駄なのか

■才能と環境で決まる世界

副代表の栗原です。

活法研究会で講師を始めてから5年が経ちました。指導者の端くれとして、素通りできないテーマがあります。

それは「努力は報われるのか」というものです。

昨年に溯ります。為末大さんがツイッターで「やればできると言うがそれは成功者の言い分であり、例えばアスリートとして成功するためにはアスリート向きの体で生まれたかどうかが99%重要なことだ」と書いて波紋を呼んだことがありました。

いわゆる「炎上」した内容ですので、自分の立場を宣言すると危なっかしいことになりそうですが、思い切って書いておこうと思います。

まず、この言葉は陸上のトップアスリートと勝負をしていた為末さんの言葉であることに大きな意味があると思います。為末さんが世界と戦いながら感じた「実際」であるから、これは素直に受け止めておくべきでしょう。その上で、「努力する意味」について考えてみたいと思います。

報われない努力が好きな人はいません。「努力に意味がある」と言われても、いつまでも結果が出なければ慰めの言葉に聞こえてしまいます。

「アスリートとして…」という条件が付くと、為末さんのおっしゃるように、「才能と、環境がまず重要で、それが努力よりも先にくる。」は正しいと思います。金メダルは1つしかありませんから、頑張った全員が金メダルを取れるはずはありません。

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(写真:技術顧問=碓井誠)


■アスリートとビジネス(仕事)の違い

為末さんの主張は「為末大さんがハードルを選んだ理由」を読んだ方がわかりやすいと思います。「走ることと空中動作の『合わせ技』で勝負できる競技を探した。」とあります。さらに、「人生において『素の肉体勝負』をする機会はまずない。」という発言をされています。

こうした発言は、仕事にそのまま当てはめることできます。仮に暗算がいくら速くても、その能力だけで勝負できる仕事はありません。何か別のスキルと組み合わせなければ、暗算力は社会に活かせません。

私たちの職業(鍼灸師)で考えてみても、同じです。指先がいくら器用でもそれだけで患者さんを救えません。器用さは武器になっても勝負で大切なのは総合力です。

そもそも、ビジネス(仕事)には金メダルに相当するものがありません。売上げが多い方が偉いという考えもありますが、それは一つの価値観でしかありません。仕事には様々な価値観が入り込む余地があります。

ですから、誰の技術が世界一であるかはあまり重要ではなく、目の前にいる患者さんのために準備段階からベストを尽す方が重要だと思います。医療とは常によい結果が得られるわけではありません。治らなければ、全てが無駄になるかといえばそうではありません。結果が出なくても「治療に取り組む姿勢」が評価される場合だってあります。

とはいえ、そこに甘えてよいはずはなく、よい結果を出すことを常に考えるべきです。治療には、スポーツのように厳格なルールがありません。危険な行為やモラルに反する行為がNGなだけで、実は自由なことが多いのです。特に自由診療は、アイデアで勝負する世界です。「保険が効かない診療」ではなく、「自由なアイデアで勝負ができる診療」です。

つまり、為末さんが現役時代にやっていた、まさに「合わせ技」の勝負なのです。合わせ技が自由自在なジャンルにおいて、生まれながらの才能というものは意味をなさなくなります。なぜなら、自分が得意なものを合わせて自分の勝負球を作ればよいからです。頭脳も肉体も、自分の特性を知った上で、それを活かす組み合わせを考えることが重要です。

合わせ技が自由ならば、努力は報われます。ただ、私たちは「努力」という言葉は使わず「楽しむ」ことだけを考えています。だから、私たちが行う勉強会は、技術を楽しむことに主眼が置かれています。

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(写真:デモンストレーション風景)


■活法は総合力

活法も、まず自分の特性を知ることが重要です。そして、自分自身の肉体を活かす方法を考えることから始まります。体が大きい方が有利、力がある方が有利、という技も中にはありますが、逆に体が小さい方が有利、力を使ったらうまくいかない技もたくさんあります。

男性だから有利、女性だから有利、ということもありません。ルールが厳格なスポーツと違い、活法において、活法向きの体なんてものは存在しません。活法を始めるとわかりますが「自分の体の使い方を知る」ということに多くの時間を割くことになります。

この部分に関しては座学では無理です。実際に動いてみなければわかりません。やっていくと、自分の体を自在に操れることが、相手(患者さん)の体を操る第一歩であることに気がつきます。

鍼や灸だけを行う鍼灸師に対して、活法に取り組む鍼灸師は「己を知る」のがとても早いです。鍼灸でも体の使い方を学ぶことができるかもしれませんが、小手先でごまかせてしまうため、どうしても手先の器用さで比較されがちです。

手先が器用ですと一見上手に見えますが、重要なのは体全体の使い方です。剣術家が小手先で刀を振り回していないように、鍼も本来は小手先で使うものではありません。軽い道具ではありますが、体全体で使うのが本当の使い方です。

鍼灸師が整体を学ぶ意義は、テクニックを増やすだけではありません。鍼灸の使い方を見直すきっかけを与えてくれます。同じツボを使っているのに、鍼灸師によって効果が違う理由も見えてきます。

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(写真:参加者みんなで記念撮影)


■勉強会のご案内

活法研究会では、2つの方向から鍼灸師のレベルアップをサポートしています。整体術(活法)と古武術鍼法です。

古武術鍼法は、整体術を使い込んでいる人ほど早く習得できます。普段から体の使い方を意識しているからです。

「活法と鍼、どっちを先に受けた方がよいですか?」と訊かれることが多いので前もって
説明しますと、整体を先に受講する方が理想的です。鍼をする時に必要な体の使い方が上手になっているからです。

ただ、セミナーの日程は限られているので、スケジュールで都合がよい方を優先しても大丈夫です。古武術の経験も必要ありません。仮に、ツボの名前を忘れてしまっていても大丈夫です。私たちのセミナーは感性に訴えかけるものです。みなさん、同じ位置からスタートします。

鍼灸師のための古武術医方(整体&鍼灸)
初めての方におすすめのセミナー 今年は残り2回!
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整体入門 肩こり編 12/14(日)〜15(月)
古武術鍼法<脊柱編> 11/30(日)〜12/1(月)
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鍼灸師のために何ができるか?

副代表の栗原です。

活法研究会は「鍼灸師のために何ができるのか?」を考えるところです。鍼灸師だけで整体を学べる唯一の勉強会です。

講師は全員現役の臨床家。一人一人が開業しています。開業鍼灸師の立場で、また、開業を目指している方の立場で何が必要かを考え用意しています。

セミナー後の集合写真

患者さんはわからない

高度な技術も、それを現場にどう活かすか、という点が欠けてしまうと本来のポテンシャルが引き出せません。カタチをマネしても思うような結果はなかなか得られません。それは、プロの料理人の調理法をテレビで観ても、同じレベルの味が出せないことによく似ています。プロもピンキリかもしれませんが、プロと素人の間には歴然とした技術差があります。

この差は、一般の方になかなか分かるものではありません。数日間の研修を受けた一般人が白衣を着れば、それなりに見えてしまいます。私たち鍼灸師は、そんな彼らと同じ土俵で勝負させられています。医療系の免許を持っていてもいなくても、「整体師」と名乗った瞬間に私たちと同列の扱いをされます。

鍼灸師が免許を持つ意味がどこにあるのでしょうか。あん摩マッサージ指圧師の免許を持っていれば、整体をするにしても「安全な施術ができる」というアドバンテージがあります。しかし残念ながら、患者さんにはわかりません(事故が起こるまでは)。

活法研究会代表(橋本)

圧倒的な整体術

そうすると2つの点で訴求するしかありません。一つは、受ければ誰でも違いがわかる質の高い施術です。免許を持たない整体師が「素人」だと思えるくらいの圧倒的な技術を身につけることです。言うは易く行うは難しです。

そのレベルに達するには、DVD教材をマネする程度では無理でしょう。「可能」と答えた方で一流だと思える人にまだ会ったことがありません。一流のスポーツ選手にはコーチがいるように、私たち鍼灸師も一流になろうと思ったらコーチとなる存在が必要です。

私にはコーチはいませんが、社内研修で自分の欠点を指摘してもらう機会があります。一人ではわからない欠点が次々と出てきます。施術というものは、スポーツのように勝敗をつけられませんから、ランキングもありません。ごまかそうと思えば、いくらでもごまかせます(一流でなくても一流のように振る舞うことは可能)。

活法研究会主任講師(秋澤)

鍼灸を自由に操る

鍼灸師には、鍼灸があります。鍼灸の免許を持たない整体師が絶対に入ってこられない領域です。鍼灸にしかできないことがアドバンテージになります。逆の言い方をすれば、整体もできることをするならば、鍼灸師である意味も存在する意味もありません。

またまた、言うは易く行うは難しです。鍼灸はとても難しい技術だと思います。患者さんの期待値も高いと思います。最後の砦にしている方も多いです。神秘的で魔法のような成果を出すことを要求されることもあります。

もちろん、魔法ではありませんから、どんな病気も怪我も一発で治ってしまうなんてことはありません。ですが、最初の施術で、何かに応えなければ、患者さんはその場で失望してしまいます。

「治る兆し」や「改善の兆し」を患者さんに感じて頂く必要があると思います。活法研究会では、最短で最小の労力で鍼灸を操れるメソッドと環境を提供しようと思っています。通常なら30年かかるところを、大げさではなく3年で同等レベルになれると信じています。

古武術鍼法セミナー風景(講師:栗原)<

一流を目指す者だけを襲う罪悪感

他人はごまかせても、自分だけはごまかせません。少なくとも一流の鍼灸師は自分をごまかすことはしないでしょう。

一流であるかないかに関わらず、誠実な鍼灸師であるならば、患者さんの期待に応えられないことが続くと罪悪感が生じるのではないでしょうか。食事も美味しくありません。

商売として考えるなら、自分を大きく見せて、たくさんの患者さんを集めて、何割かの患者さんによい結果が出れば、それで良いのかもしれません。

10人の患者さんを集めて10人の患者さんが満足することと、30人の患者さんを集めて10人の患者さんが満足することは、満足する患者さんの数は同じです。ただ、後者には満足しなかった20人の患者さんがいることを忘れてはなりません。

活法研究会に集う鍼灸師は、真面目な方ばかりです。10人の患者さんを施術したら、10人の患者さんに満足してほしい、と思っている方ばかりです。ある種の方には、理想論だと言われるでしょう。

それでも、理想を追いかけることはやめられません。

2つのセミナー

活法研究会では、整体セミナーと鍼灸セミナーがあります。
整体セミナーでは碓井流活法を、鍼灸セミナーでは古武術鍼法を提供しています。

・整体入門<腰痛編> 日程:10/19〜20 会場:東京
・古武術鍼法<脊柱編C日程> 日程:11/30〜12/1 会場:東京

初めての方でも参加可能です。

鍼灸師以外の方は、お問い合わせください。
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